Connecting glass – コネクティンググラス

イッタラガラス職人たちの個人作品展:2024年2月3日(土)―6月9日(日)イッタラ・ガラスミュージアムにて

 

毎春行われているイッタラ吹きガラス職人の展示、今回のテーマはコネクティング。展示されている作品は共通のテーマにより作られたものですが、いろいろな解釈があり、厳密な決まりはありません。ガラスと他の材料を組み合わせる、2色の違う色のガラスを使用する、2つの技術を利用することなどで表現できます。

イッタラガラス工場は彼らが仕事から離れた時間に個人の作品を製作する可能性を提供することにより彼らの技能、創造力を引き延ばすようサポートしています。多くの吹きガラス職人たちは就業時間以外でも自分の技術向上を望み、自ら進んで工場が提供する機会を利用しています。就業時間外にイッタラの全ガラス専門家が参加できる共同のワークショップを行っています。「ワークショップでは自分のアイデアを実現したり他の吹きガラス職人たちと一緒にビションを広げて行くことができる。他の職人たちが作業をしているのを見ることだけでも多くのことを学べる。ワークショップでは経験のある職人たちが専門技術についてオープンに話をしてくれる。」と吹きガラス職人、Leevi Luomaは言います。またTaina Kohtamäkiは「経験豊富な職人がサポートしアドバイスをすることは素晴らしいこと。そしてワークショップではいろいろなレベルの職人たちが一緒に行うことが心地よく自分の創造力を発揮できる。」と言います。

イッタラの  吹きガラス職人たちは手仕事の技術を見せることが大切であると感じています。そして2023年12月に手仕事によるガラス作りの知識や技術、技能がユネスコ無形文化遺産のリストに加わったことを特に嬉しく思っています。これはガラス作りに携わる人々そしてガラス業界全体への大いなる賛辞です。フィンランドガラスミュージアムがフィンランドでの申請を始め、多国籍による申請のコーディネーターを務めました。

イッタラガラスミュージアム、担当責任者のJaana Erikssonは今年の吹きガラス職人たちの展示会には4名の新たな参加者がいることを喜んでいます。「若い吹きガラス職人たちもワークショップや展示会に興味があることがわかり嬉しく思う。ガラスは実際に経験し何度も繰り返し扱うことで学べる素材。ワークショップではいろいろな技術を練習することができ、何より他の職人たちから学ぶことができる。」

展示作品は主に2023年に一般公開されたワークショップで作られたものです。多くの作品は販売もしています。展示終了後、ガラスミュージアム2階のスペースでは、通年イッタラの吹きガラス職人が就業時間以外にデザインし製作した作品の数々、ユニーク作品など(作品の入れ替わりあり)のギャラリーとなり展示販売します。

春の展示ではTaina Kohtamäki、Leevi Luomaの他にToni Engelberg,、Jorma Huovilainen,、Hanna Kaasinen,、Péter Kovács,、Toivo Molin,、Heikki Ollitervo,、Kalle Ollitervo,、Heikki Punkari、 Saara Sirkeoja,、Riku Toivonen,、Penna Tornberg,、Aada Vainio 、Tero Välimaa 等の作品が並びます。

展示は土曜、日曜の11時から17時、2月19日から3月3日は水曜から日曜の11時から17時でご覧いただけます。

 

追加情報

ヤーナ・エリクソン(Jaana Eriksson, PR Specialist, Iittala glass museum) +35840 735 6672 jaana.eriksson@fiskars.com

テロ・ヴァリマー(Tero Välimaa,イッタラガラス工場、マスター吹きガラス職人 ) tero.valimaa@fiskars.com

 

イッタラガラスミュージアム開館時間

1月から5月、土曜と日曜 11時から17時

6月から8月、火曜から日曜 11時から17時

 

団体でお越しの際は予約で開館時間以外でも可能なことがあります。ミュージアムまでご相談下さい。

iittala.museum@iittala.com, +358 204 39 6230

 

素晴らしい作品の数々、ぜひご覧下さい。